Namaegao · 記憶トレーニング
顔カードと名前カードの神経衰弱です。 遊んでいるうちに、「顔と名前を結びつける」という一点だけが鍛えられます。 反応時間と正答率を測って段位がつきます。ブラウザで無料、登録もいりません。
あなたの記憶力が悪いからではありません。名前という情報の性質の問題です。
記憶研究でベイカー・ベイカー効果と呼ばれる現象があります。 同じ「ベイカー」という単語でも、 「パン屋さん(baker)」として覚えると思い出せるのに、 「ベイカーさん(Baker)」という名字として覚えると思い出せない。 McWeeny らが1987年に報告したもので、何度も再現されています。
理由はこうです。「パン屋」には、小麦粉の匂い、白い帽子、焼きたてのパン—— つながる先がたくさんあります。でも「ベイカーさん」という名字には、何もつながらない。 名前は、意味を持たないまま単独で浮いている情報なので、記憶に引っかかりません。
やることは一つで、顔と名前を、何度も結びつけることです。 神経衰弱の形にしているのは、それが「思い出そうとする」時間を強制的に作るからです。
眺めて覚えるより、思い出そうとして失敗するほうが記憶に残ります (Craik と Tulving が1975年に示した処理水準の話に始まり、 その後「検索練習効果」として繰り返し確かめられています)。 めくって、思い出そうとして、外す。その外した瞬間が効いています。
正直に書きます。 このゲームで鍛えられるのは「顔と名前を結びつける」という一点だけです。 記憶力全般が上がるわけではありません。 「脳トレで頭が良くなる」という主張の多くは、 訓練した課題そのものが上手くなっただけだと分かっています。 このアプリも例外ではありません。ただ、その一点が困っている人には効きます。
難易度は枚数で変わります。まずは少ない枚数から。 全部取れることより、思い出そうとする時間を作ることが目的です。
ブラウザ版は完全に無料で、登録もいりません。広告も出ません。 遊ぶだけなら何も要りません。
Android版には広告とアプリ内購入があります。 無料で遊べますが、広告が表示されます。どちらを使っても中身は同じです。 広告が煩わしければ、ブラウザ版のほうをおすすめします。
スタジオトリウミという個人開発の屋号でやっています。 ほかにも36本ほど公開していて、 認知症予防について調べたものや まぶたを見て起こすアプリなど、 記憶と脳のあたりが多めです。
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