STUDIO TORIUMI

FIELD GUIDE / 2026.09 / 14 CANDIDATES

Rokidに対抗できる、
自分のAIとつながる
グラスはある?

ある。外部のUncensoredモデルにつなぐ候補は複数。ただし、買ってすぐ使える接続設定と、自作アプリが必要なSDK対応は別です。中国系・米国限定・クラウドファンディングまで、公式の根拠から比較しました。

調査・更新 2026-09-23 · 実機テストなし · 価格は各掲載通貨のまま

01 / SHORTLIST

「何を残したいか」で、本命が変わる。

モデルの接続先を選ぶ自由度、目の前の撮影、視界内の表示。この3つを分けると選びやすくなります。以下は公開資料からの編集判断です。

旧記事からの重要な更新:「Rokid一択」「Metaは自前AI不可」「Even G2の独自接続は非公式」という一律の評価を修正しました。Metaには画面を含む開発用API、Even G2には自前エージェントの公式接続手順があります。標準AIをそのまま置き換えられるかは、別に確認が必要です。

02 / EVIDENCE FIRST

公式の根拠と、購入できる状態を並べる。

「接続設定あり」は指定された連携手順の存在を示します。特定のUncensoredモデルの動作保証ではありません。「未確認」は不可能と同義ではなく、今回調べた一次資料では裏づけが足りないという意味です。

公式の接続設定ありSDKで要開発メーカー表明・出荷待ち独自モデル対応は未確認

14 候補

地域フィルタは企業・販売経路の分類です。中国系の全機種が中国限定という意味ではありません。クラファンには終了済みの募集も含みます。

一覧は横にスクロールできます。機種名から根拠と条件へ。
機種自前モデルへの道表示 / 撮影 / 音声出力価格・状態
Even Realities G2公式の接続設定ありあり / なし / なし米国公式 $599〜。度付きレンズは追加料金。
現行販売。公式配送先に日本を含む。
Mentra LiveSDKで要開発なし / あり / あり449米ドル(ケース・充電ケーブル込み)
公式小売は米国内住所限定。通常2–5営業日で処理。海外法人注文は個別相談。
Brilliant Labs HaloSDKで要開発あり / あり / あり399米ドル。輸入税などは別途。
公式注文ページあり。ただし「8月上旬から出荷」と「近日出荷」が併存し、現在の納期・配送国は要確認。
RayNeo X3 ProSDKで要開発あり / あり / あり米国公式 $1,299。
公式ストアに購入導線あり。当該モデルの日本配送条件は要確認。
Rokid GlassesSDKで要開発あり / あり / あり¥109,890(税込・日本公式)
日本公式ストアで販売。国内Makuakeの実績もある。
Meta Ray-Ban DisplaySDKで要開発あり / あり / あり米国価格 $799〜
公式販売・サポートは米国のみ。日本向けの公式提供は確認できない。
Nimbo X1メーカー表明・出荷待ちあり / あり / あり現行価格は未確認。キャンペーンは終了。
Kickstarterは2026年9月17日終了、20人が支援。FAQの出荷予定は2026年10月。
Brilliant Labs FrameSDKで要開発あり / あり / なし現在の公式新品価格は確認できず。
公式技術資料とSDKは存続。現在の公式新品購入導線・在庫は未確認。
Vuzix M400SDKで要開発あり / あり / あり1,499.99米ドル表示
公式販売ページあり。Sold outとAdd to cartが併存するため、キット別在庫・配送国は要確認。
Ray-Ban Meta Gen 3SDKで要開発なし / あり / あり国内 ¥78,980〜(2026-09-24発売)
Wayfarer/Aviator/Zena全14種。LISAコラボ¥68,200〜、Aviator限定¥103,180。米国$249〜。
INMO AIR3SDKで要開発あり / あり / あり過去のKickstarter早期枠は $899。現在価格は未確認。
Kickstarterは2025年12月終了。日本配送を案内していたが、現在の価格・在庫は要確認。
Halliday G2独自モデル対応は未確認あり / なし / あり公式 $599。期間限定割引は購入時確認。
現行G2は非度付き注文後3営業日出荷、度付き4〜6週間の案内。2025年クラファンの旧DigiWindow機とは別世代。
Looktech AI Glasses独自モデル対応は未確認なし / あり / あり公式FAQは $249〜。
公式サイトはPre-order表示。FAQに2025年11月予定が残るため、現在の納期として扱えない。国選択には日本あり。
SHARGE / loomos AI Glasses独自モデル対応は未確認なし / あり / あり現在価格は要確認。過去の $189/$199 支援枠を現行価格として使わない。
Kickstarterは2025年3月終了。公式ストアは旧キャンペーンFAQと不整合な価格表示が混在し、在庫・納期の確認が必要。

公式の独自エージェント接続

Even Realities G2

公式の接続設定あり

米国公式 $599〜。度付きレンズは追加料金。

緑色の両眼HUDと4マイク。カメラ・スピーカーなし。アプリはスマートフォン側で動作。

入手状況
現行販売。公式配送先に日本を含む。
自前モデルへの道
EvenHub開発者承認後、Even AIのAgent Configurationに独自EndpointとAPI Keyを設定。公式はLAN/Tailscale経由のOpenClaw接続を案内。
確認が必要な点
モデルは外部PC/サーバー側。公式手順はOpenClaw用で、任意のuncensoredモデルやOllama直結の実機互換性は未検証。

自作AI接続の有力候補・米国限定小売

Mentra Live

SDKで要開発

449米ドル(ケース・充電ケーブル込み)

43g。画面なし、カメラ、3マイク、ステレオ音声。

入手状況
公式小売は米国内住所限定。通常2–5営業日で処理。海外法人注文は個別相談。
自前モデルへの道
Bluetooth SDKでスマホから音声・カメラを直接扱い、自前LLMへ接続するアプリを開発可能。推論先はスマホやサーバー。
確認が必要な点
自前モデルは未実測。標準アプリのモデル選択と、任意サーバーURLの設定可否は別。後者は未確認。

表示・カメラ付きの開発候補

Brilliant Labs Halo

SDKで要開発

399米ドル。輸入税などは別途。

約40g。カラー表示、640×480カメラ、2マイク、骨伝導音声。

入手状況
公式注文ページあり。ただし「8月上旬から出荷」と「近日出荷」が併存し、現在の納期・配送国は要確認。
自前モデルへの道
公開SDKでスマホ/PCとBluetooth接続し、自前LLMを呼ぶアプリを開発可能。
確認が必要な点
自前モデルは未実測。内蔵NPUと2MB SRAMは、大型LLMをグラス内で実行できる根拠にはならない。

公式SDKで自作アプリ

RayNeo X3 Pro

SDKで要開発

米国公式 $1,299。

カラー両眼HUD、12MPカメラ、音声入出力。約76g、4GB RAM、32GBストレージ。

入手状況
公式ストアに購入導線あり。当該モデルの日本配送条件は要確認。
自前モデルへの道
Creator ModeとAndroid/Unity ARDKを公式提供。Qualcommの手順はADBでの開発とインストール、Android標準APIによる音声・カメラ利用を説明。
確認が必要な点
独自モデルサーバーを呼ぶアプリは開発候補。標準Geminiの任意差替え設定や、眼鏡単体のuncensored LLM動作は未確認。

比較の基準 · 日本公式販売あり

Rokid Glasses

SDKで要開発

¥109,890(税込・日本公式)

表示・カメラ・マイク・音声出力を備える49gのモデル。画面のないStyleとは別製品。

入手状況
日本公式ストアで販売。国内Makuakeの実績もある。
自前モデルへの道
公式CXR SDKで独自アプリを開発可能。AIUIもカメラ・音声・ネットワークAPIを提供。自前LLMへの接続は実装候補として評価。
確認が必要な点
AIUIの通信はスマホ経由。任意Uncensoredモデルの標準設定・眼鏡内推論・実機動作は今回未確認。

米国限定・画面SDKあり

Meta Ray-Ban Display

SDKで要開発

米国価格 $799〜

レンズ内ディスプレイ、カメラ、音声出力、Meta Neural Bandによるジェスチャー操作。

入手状況
公式販売・サポートは米国のみ。日本向けの公式提供は確認できない。
自前モデルへの道
2026年5月14日からDAT SDKとWeb Appsで画面開発に対応。自作モバイルアプリと外部AIサーバーを組み合わせる開発候補。
確認が必要な点
Developer Previewで一般配布は未対応。対応国・開発者アクセスの条件があり、ペアリングにMeta AIアプリが必要。標準Meta AIの置換や眼鏡内の任意LLM実行とは別で、Uncensoredモデルとの実機接続は未検証。

クラファン・メーカー表明

Nimbo X1

メーカー表明・出荷待ち

現行価格は未確認。キャンペーンは終了。

メーカー公称49g、カラーHUD、カメラ、独立動作。64-bit AOSP 9.0と公開SDKを案内。

入手状況
Kickstarterは2026年9月17日終了、20人が支援。FAQの出荷予定は2026年10月。
自前モデルへの道
メーカー名義AMAでは、アプリにOpenAI互換の任意API provider/keyを設定可能と回答。
確認が必要な点
量産出荷・任意モデル互換性は未確認。OSは英語、アプリは中英の案内で、日本語UI・表示は未確認。iOSの9月提供予定も完了未確認。

既所有者・中古向けの開発候補

Brilliant Labs Frame

SDKで要開発

現在の公式新品価格は確認できず。

カラー表示、カメラ、マイク。スピーカーなし。

入手状況
公式技術資料とSDKは存続。現在の公式新品購入導線・在庫は未確認。
自前モデルへの道
共通SDKでスマホ/PCと接続し、自前LLMの応答を表示するアプリを開発可能。音声出力は別の機器が必要。
確認が必要な点
自前モデルは未実測。グラス内でのLLM実行を確認したものではない。新品購入の第一候補にはしにくい。

Android開発向けの業務用端末

Vuzix M400

SDKで要開発

1,499.99米ドル表示

Android 13、XR1、6GB RAM/64GB。カラーOLED、13MPカメラ、3マイク、スピーカー。

入手状況
公式販売ページあり。Sold outとAdd to cartが併存するため、キット別在庫・配送国は要確認。
自前モデルへの道
標準Androidアプリを開発し、外部の自前LLMへ接続可能。日常用メガネより業務用ヘッドセットに近い。
確認が必要な点
自前モデルは未実測。本体で小型LLMを動かす場合の速度・互換性も未確認。高価で大型。

画面なし・国内正規販売中

Ray-Ban Meta Gen 3

SDKで要開発

国内 ¥78,980〜(2026-09-24発売。米国 $249〜)

12MPカメラ(3K動画)とオープンイヤー音声出力、最長9時間駆動を備える。レンズ内ディスプレイはない。

入手状況
2026年9月24日から日本で正規販売中(Wayfarer/Aviator/Zenaの全14種、LISAコラボ「Meta Glasses by LISA」は¥68,200〜、Aviator限定版¥103,180)。旧Gen 2(¥73,700〜)も並売。
自前モデルへの道
DAT SDKのカメラ入力とスマホのBluetooth音声機能を自作アプリに組み込み、外部AIバックエンドへ接続する開発候補。
確認が必要な点
Developer Previewで一般配布は未対応。開発者アクセスの条件とMeta AIアプリでのペアリングが必要。独自アプリのAI接続は標準Meta AIの置換や眼鏡内LLM実行とは別。Uncensoredモデルとの実機接続は未検証。

公式SDK・現行販売条件は要確認

INMO AIR3

SDKで要開発

過去のKickstarter早期枠は $899。現在価格は未確認。

1080pのカラー両眼表示を備える一体型ARグラス。カメラ・音声あり。FAQ公称119g。

入手状況
Kickstarterは2025年12月終了。日本配送を案内していたが、現在の価格・在庫は要確認。
自前モデルへの道
公式SDKに加え、BetaのAgent基盤で外部モデル・HTTPツール・自己ホスト構成とAir3の画像/音声入力を組み合わせる開発手段を案内。
確認が必要な点
Betaの利用条件と希望モデルの互換性は要確認。任意エンドポイントの完成済み接続設定やUncensoredモデルの実機動作は未確認。旧海外商品URLは現在のINMOトップへ転送。

独自モデル接続は未確認

Halliday G2

独自モデル対応は未確認

公式 $599。期間限定割引は購入時確認。

49g、緑色の両眼HUD、4マイクとスピーカー。カメラなし。

入手状況
現行G2は非度付き注文後3営業日出荷、度付き4〜6週間の案内。2025年クラファンの旧DigiWindow機とは別世代。
自前モデルへの道
標準Halliday AIと複数LLMの利用を説明しているが、任意エンドポイント設定や公開SDKは今回の公式資料で確認できない。
確認が必要な点
複数モデル内蔵は利用者が自由にモデルを指定できる意味ではない。自前uncensoredモデル用途の購入判断には開発手段の確認が必要。

クラファン出身・接続手段は未確認

Looktech AI Glasses

独自モデル対応は未確認

公式FAQは $249〜。

13MPカメラと音声入出力。フレーム公称34g。HUDなし。標準AIはGPT-5のMemo。

入手状況
公式サイトはPre-order表示。FAQに2025年11月予定が残るため、現在の納期として扱えない。国選択には日本あり。
自前モデルへの道
公式製品説明・FAQから、公開SDKや任意APIエンドポイント設定は確認できない。
確認が必要な点
購入前に現在の出荷状況と開発用アクセスを確認。GPT-5搭載という説明だけでは、自前モデル・uncensoredモデルの利用可否は分からない。

クラファン出身・購入条件は保留

SHARGE / loomos AI Glasses

独自モデル対応は未確認

現在価格は要確認。過去の $189/$199 支援枠を現行価格として使わない。

元キャンペーンの16MPカメラ・オープンイヤー音声モデル。HUDなし。公称49g、標準AIはGPT-4o。

入手状況
Kickstarterは2025年3月終了。公式ストアは旧キャンペーンFAQと不整合な価格表示が混在し、在庫・納期の確認が必要。
自前モデルへの道
今回の公式資料で、任意モデル用の公開SDKや独自エンドポイント設定は確認できない。
確認が必要な点
元のクラファン機を対象とする。別製品のL1/S1等と混同しない。AI搭載の宣伝を自前uncensoredモデル対応の証拠にはしない。

03 / BUILD YOUR CONNECTION

Uncensoredモデルは、どこで動かす?

Uncensoredは、拒否挙動などを変更したモデルの呼び方です。ローカル実行と同義ではなく、モデル名にそう書いてあっても、能力・画像対応・完全無制限を保証しません。グラス側の選択と、モデル側の選択を分けます。

設定からつなぐ:Even G2

公式の「Bring Your Own Agent」では、EvenHub開発者承認後にアプリの Settings → Even AI → Agent Configuration へEndpointとAPI Keyを設定し、OpenClawへ接続します。

そこから任意のローカルモデルへ中継する構成は検討できますが、OpenClaw側のプロバイダー対応や認証、ストリーミングの整合を別途確認してください。OllamaのURLをそのまま入れれば必ず動く、とは確認していません。

Evenの公式設定手順

自作アプリからつなぐ:Mentra / Halo / RayNeo / Rokid / Meta

  1. SDKで音声・画像など必要な入力をアプリへ渡す。
  2. 音声を文字にし、自宅PCのモデルへ送る。
  3. 返答を短い文字列にしてHUDへ、または音声にしてスピーカーへ戻す。

これは設計例で、全機種で同じコードが動くという意味ではありません。Ollamaは /v1/chat/completions などOpenAI互換APIの一部を提供しています。

Ollamaの公式互換API資料

通信経路も確認:LLMだけ自宅に置いても、音声認識・音声合成・グラスのアプリがクラウドを使う場合があります。外出先からはスマホと自宅PCを認証付きの経路で接続する構成を検討。OllamaのローカルAPIはAPIキーを検証しないため、そのままインターネット公開しない設計が必要です。写真の理解には画像対応モデルも必要です。

買う前に残る、4つの確認

クラファンで一番気になるのは?

Nimbo X1。任意のOpenAI互換API対応というメーカー表明があり、カメラとカラー表示も揃うためです。ただしキャンペーンは終了し、2026年10月の出荷予定段階。過去の支援価格と、今日購入できる価格を分けて扱っています。

中国製ならUncensoredモデルに自由につながる?

製造国や中国向けの標準AI名だけでは判断できません。見るべきなのは、接続先URLの変更、独自アプリの導入、カメラ・マイク・表示のAPI、開発者登録の条件。Looktechやloomosの「AI搭載」だけでは、自前モデル対応の根拠になりません。

米国限定品を輸入すれば、日本でも全機能が使える?

配送先だけでなく、アプリの提供国、アカウントとSDKの利用地域、無線認証、修理・返品先を確認する必要があります。Meta DisplayとMentra Liveは現時点の米国限定枠。輸入後の全機能利用を保証できる資料は確認していません。

Rokidを買う理由はなくなった?

日本公式販売があり、表示・カメラ・音声出力と開発者向け手段を備える点は有力です。ただし最優先が自前サーバーの接続設定ならEven G2、表示不要で自作音声AIならMentra Liveなど、用途により選択が変わります。

04 / SOURCES & LIMITS

根拠の読み方

2026年9月23日に公開資料を確認。仕様・価格・販売地域はメーカーの製品ページ、SDKは公式開発資料を優先しました。Nimboの任意API対応はメーカー名義のAMAでの表明と明示し、量産機の検証結果とは区別しています。各カードから根拠へ移動できます。

実機での比較、配送先を入力した注文確認、特定のUncensoredモデルでの接続試験は行っていません。メーカーの出荷予定や在庫表示に矛盾がある製品は、その状態を記載しました。価格は税・送料・度付きレンズ・輸入費用まで揃えた総額比較ではありません。

掲載候補は本体への汎用LLM導入の確証で選んだものではなく、外部の自前AIへ接続する根拠で比較しています。SDKの公開は、標準音声アシスタントの置換・無審査配布・全データのローカル処理を意味しません。