Claude Code · コーディングエージェントの使い方
月20ドルで、
サイトもアプリも自分で作れる。
このサイトにある30本以上の作品——学習サイト、Android アプリ、ブラウザゲーム、量子コンピュータを使う抽選機——は、
全部 Claude Code という「コーディングエージェント」に日本語で話しかけて作りました。
私はプログラマーではなく、文系出身の一人です。ここには何ができて、何ができないかを、実例つきで正直に書きます。
先に線を引いておきます。Claude Code は魔法ではありません。間違えるし、放っておくと余計なことをするし、
できたものを自分で確かめる手間は残ります。それでも「作れる人」と「作れない人」の境界線は、たしかに動きました。
コーディングエージェントとは何か
ChatGPT のようなチャット AI は、コードを書いて見せるところまでです。コーディングエージェントは、そこから先を自分でやります。
あなたのパソコンの中でファイルを作り、コマンドを実行し、エラーを読んで直し、テストを回し、公開まで進めます。
あなたがやるのは「何を作りたいか」を日本語で言うことと、途中で出てくる確認に答えることです。
あなた:「顔と名前を覚える神経衰弱のアプリを作って。Android で出したい」
Claude Code:Flutter のプロジェクトを作り、画面を組み、記憶研究の論文を根拠に出題ルールを決め、ビルドして、Play ストア用のパッケージまで作ります。
これは想像ではなく、実際になまえがおができた経緯です。
いくらかかるか
| Claude Pro | 月 20 ドル(日本からだと税込で少し上)。Claude Code が使える。使える量に上限があり、混み合う時間は待たされることがある。まずはここから |
| Claude Max | 月 100 ドル/200 ドル。上限が大きい。毎日何時間も作り続けるようになったら |
| 公開先 | Vercel も Cloudflare も、個人の規模なら無料枠で足りる。このサイト全体が Cloudflare の無料枠で動いている |
| 独自ドメイン | 年 1,500 円前後。無くても始められる(xxx.vercel.app のような住所がもらえる) |
料金は変わります。契約前に 公式の料金ページ を見てください。このページは 2026年9月時点の情報です。
何ができるか(このサイトの実例)
Webサイト — いま読んでいるこのページも、
天才ランキングも、
マルチバース攻略本も。「文系向けに量子力学を15章で」と言えば、構成から本文、図、検索エンジン対策まで作る
スマホアプリ —
なまえがお(Google Play 公開中)、
居眠りガード(カメラでまぶたを見張る)。Flutter や Kotlin を自分で書く必要はない
本物の量子コンピュータ —
量子抽選は IBM の量子コンピュータが出した乱数で抽選する。API の使い方を調べるところから任せた
公開まで —
Vercel や
Cloudflare のコマンドを自分で叩いて公開し、URL を確認してから「できました」と言う。GitHub へのコミットも任せられる
画像・音・動画はどうなのか
ここは誤解が多いので、はっきり書きます。Claude Code 自身は、絵や動画を「生成する AI」ではありません。
できるのは、絵や音や動画を作るプログラムを書いて、実行することです。それで意外と遠くまで行けます。
| できる 図・アイコン・アニメーション | トップページの海とクラゲが動く背景や、このサイトのファビコンは、Claude Code が書いた SVG と Canvas のコードです。グラフや図解も同じ |
| できる 音 | オキロ!アラームの6種類のアラーム音は、数式で波形を合成する Python を書かせて作った。素材サイトから拾っていない |
| できる 動画の加工 | Pagediveは、本をめくる動画から 1 ページずつ切り出して PDF にする。ffmpeg や OpenCV を呼ぶコードを書かせれば、切る・繋ぐ・字幕を焼く・タイムラプスにする、は全部できる |
| そのままは無理 写真のような画像、人が演じる動画 | Claude Code には画像生成モデルが入っていない。やるなら、画像生成 API(別料金)を呼ぶコードを書かせるか、他のツールで作った素材を渡す。「絵を描いて」と頼むと、コードで描ける範囲(図形・パターン・簡単なイラスト)で返ってくる |
始め方(30分)
2 Claude のデスクトップアプリを入れて「Code」タブを開く。ターミナルが怖くなければ、コマンドでも入れられる:
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
3 作業用のフォルダを一つ作って、そこで claude と打つ(アプリならフォルダを選ぶだけ)
4 日本語で頼む。最初は小さく:
「自己紹介の1ページだけのサイトを作って。名前とやっていることと連絡先。スマホで見てもきれいに」
5 できたら「Vercel に公開して」。初回だけ Vercel のアカウント作成とログインを求められる(そこは自分で)。数分後に URL が返ってくる
うまくいくコツ
小さく頼んで、動いたら足す。「全部入りのアプリ」を一発で頼むと、途中で迷子になる。1ページ→2ページ→機能追加、の順
「確かめて」と言う。「作った」で終わらせず、「公開URLを開いて表示を確認して」「テストを書いて通して」まで頼む。エージェントは言われれば自分で検証する
やってほしくないことは、ファイルに書く。CLAUDE.md というファイルに「本名を出さない」「勝手に消さない」と書いておくと、毎回それを読んでから動く。このサイトの方針もそこにある
鍵はエージェントに見せない。パスワードや API キーは自分で入れる。ちゃんとした作りなら、エージェントはそこで止まって「自分で入れて」と言う
できたものは自分で読む。間違いは出る。特に事実(数字・日付・出典)は、リンク先を自分で開いて確かめる
できないこと、向かないこと
正直に並べます。アプリストアのアカウント作成と審査対応は人間の仕事です(住所や本人確認が要る)。
お金の支払いも自分で。大人数で使う本番サービス(決済・個人情報)は、誰か経験者に一度見てもらったほうがいい。
そして「何を作るか」は、いまも一番むずかしい部分で、そこは代わってくれません。
このサイトの作り方をもっと見る
仕事のご依頼 — 「自分のもこうやって作ってほしい」は、こちらへ
出典と注記
- Claude Code 公式ドキュメント(Anthropic)
- 料金ページ(Anthropic)— 金額は変わるので必ずここで確認
- このページは Studio Toriumi の個人的な使用経験にもとづく解説で、Anthropic・Vercel・Cloudflare とは関係ありません。アフィリエイトリンクは含みません