Nanjamonja · 遊んだ記録
「ナンジャモンジャ」というカードゲームが好きです。すごろくやというお店が出している、 12種類の謎の生き物に自分で名前をつけて、次に出たときにその名前を叫ぶだけのゲーム。 ルールは単純なのに、なぜあんなに笑ってしまうのか。実際に遊んできた記録として書きます。
最初に遊んだのは、渋谷のESTの地下1階にあったボウリング場でした。 サークルのメンバーと集まって、順番待ちの合間に誰かが持ってきたナンジャモンジャを広げたのが始まりです。 それから何度も遊ぶようになりました。
ルールだけ聞くと地味です。カードをめくって、初めて出た生き物には好きな名前をつける。 もう一度出たら、誰よりも早くその名前を叫ぶ。それだけ。 でも実際に遊ぶと、面白さはルールそのものよりも「誰と、どう名づけたか」から生まれます。
まとめると、ナンジャモンジャの本体は「名づけるセンス」と「呼ぶ瞬発力」の両方が試される点だと思っています。 名づけのセンスが問われるカードゲームとして、これ以上によくできたものを知りません。
サークルで遊んで気に入ったので、自分でもナンジャモンジャ・ミドリを購入しました。 家族や友人が集まったときに広げるだけで、その場にいる人の名づけセンスが見えてくるので、 初対面の人が混じる集まりにも向いていると感じています。
シロとミドリの2種類があり、収録されている生き物のデザインが違います。両方持っていると、 1回で遊べる人数を増やせます。
調べてみるまで知らなかったのですが、ナンジャモンジャは日本オリジナルのゲームではありません。 元はロシアで2011年に発表された“Toddles-Bobbles”(ミドリ版)というカードゲームで、 デザイナーはアリョーナ・リベディバ(Алёна Лебедева)という方です。 ロシアの児童心理センターの認定を受けたゲームとして、現地で評価されていたそうです。
これを日本語版として2016年に発売したのがすごろくやです。 海外版では番号違いで呼ばれていたものを、日本語版では「シロ」「ミドリ」という色の名前に変え、 生き物のデザインや世界観も日本向けに作り直して届けています。 つまり「素材のアイデアはロシア発、遊びとして完成させて日本に広めたのはすごろくや」という関係です。 これは翻訳移植ではなく、ローカライズの手本のような仕事だと思っています。
ナンジャモンジャに限らず、すごろくやはボードゲームやカードゲームを日本の家庭に橋渡しするお店です。 遊んでよかったと思ったら、公式のSNSやYouTubeをのぞいてみてください。
じつは私自身も、なまえがおという「顔と名前の神経衰弱」アプリを作っています。 ナンジャモンジャで「名前をつける」「呼ぶ」ことの面白さを何度も体験したのがきっかけの一つです。 なまえがおはルールも生き物も別物のオリジナルで、ナンジャモンジャの模倣ではありませんが、 「名づけと呼び出しに面白さが宿る」という発想の原点には、間違いなくナンジャモンジャがあります。 その感謝の気持ちをここに書き残しておきます。
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